アーカイブ: 2007年2月

2007/02/27

Permalink 09:41:52, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 昨日、商談中だったユーズドのロレックスをお客様に購入して頂きました。わざわざ清水から来て頂き、本当にありがたく、ただ感謝あるのみです。
 このユーズドのロレックスは1960年代の手巻きモデルで、いたってシンプルな作りと色やけして微妙に変色した文字盤がいい雰囲気を醸し出しており、私自身も大好きな時計です。
 私はジャイアント馬場とアントニオ猪木が活躍していた昭和40年代からの大のプロレスファンですが、こちらのお客様もご一緒に見えたお友達の方と共にプ ロレスファンだということで、時計の商談が終わってからしばらくプロレスの話をしました。 お客様にとっては前田日明や高田延彦が活躍していたUWF~リ ングス時代が特に思い出に残っているらしく、静岡にUインターが来たときのことなどを色々教えてくれました。
 プロレスは好き嫌いがはっきり分かれるジャンルですが、まずは入場シーンから選手コール、試合開始から終了までの間にどこまで会場を湧かせ、観客のハートを掴むかが真剣勝負の「スポーツ+エンターテイメント」の世界だと思って、私は大いに楽しんでいます。
だから、どんなに世間からショーだ八百長だと卑下されたり、総合格闘技に押されて人気が低下しようと、これからもプロレスを応援していきたいと思います。 

2007/02/26

Permalink 09:52:33, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 ロレックス・サブマリーナの画像です。3月1日から値上がりということで、今までの430,500円から514,500円に間もなく価格が変更となります。
 昨日、何度か来店され、値上げ前の購入を迷っていたお客様がお見えになりサブマリーナを購入していただきました。この方には去年にもロレックスをお買い 上げいただいており、これが2本目の購入となりますが、お話をしてみて「時計を長く大切に使ってくれる方だなあ」、と改めて感じました。決してお世辞では なく、こういった方に買われる時計は本当に幸せだと私は思いました。
 実は前回のロレックスの販売の際に、私の不手際でこちらのお客様に行き届かない点があったため、私としてはお客様に申し訳ないことをした、との思いが 残っていました。それだけに2本目のロレックスも私の店で買っていただいたことが本当にありがたく、私としてはお客様にただ感謝あるのみです。
 すでにこの道に入って32年、いろんな事を経験してきましたが、振り返ってみていつも思うことは、「お店を支えてくれているのは一人一人のお客様」だと いう事です。商売の原点は人と人とのつながり、お客様の喜びがお店の喜び、このことを肝に銘じ、これからも大好きな時計の商売に励んでいきたいと思いま す。

 

 

2007/02/25

Permalink 09:35:17, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 ロレックスの正規品の画像です。正規品と並行品の違いについて、よくユーザーから「どう違うのか教えてほしい」との質問を受けますが、基本的に本物であることにどちらも変わりはありません。
 正規と並行の違いはたった2つです。
1つ、正規品は日本ロレックスがスイスの本社から直接輸入したもので、並行品は海外のショップや代理店で購入したものだということ。
2つ、正規品には日本ロレックスの保証書が付き、並行品はスイス本国の国際保証書が付くということ。
正規品の場合、画像の右側に写っている「保証書請求カード」という用紙に必要事項を書き込んで日本ロレックスに送ると後日ユーザー宅に保証書が郵送されるシステムになっています。
 正規と並行の違いはユーザーに分かりにくく、正規店は正規であることを強調し、並行店は並行で十分と言い、どっちがいいのか迷うところです。でも、選ぶのはユーザー自身であり、選択肢が広い意味では両方に存在意義があると思います。
高くても正規品の方が安心、安い方がいいから並行にする、どちらのユーザー心理も私には十分理解出来ます。要は安心して買えて、買った後の満足感も高ければそれでいいのではないでしょうか。

2007/02/24

Permalink 10:26:47, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 2月6日のブログで紹介したロレックス・ティファニーダブルネームモデルの修理品について報告します。こういった希少価値の高い時計の修理は日本ロレッ クスに任せたいとの考えから、日本ロレックスに直してもらうつもりでいましたが、算出された見積もりがあまりにも高額で、さらに修理の過程で追加料金が発 生する可能性もあると言われ、ユーザーと相談した結果、今回は日本ロレックスでの修理を断念することになりました。
 本当は日本ロレックスで修理したかったのですが、オーバーホールの他にパーツ交換を含んで約9万円との見積もりにユーザー共々驚きました。さらにケース に若干の傷みがあるかもしれないとの理由で、防水不良が発見された場合にはミドルケースと裏ふたの交換も加わる可能性もあり、そのときは約10万円ほどが 加算されるとの説明にまたまたびっくりしました。
これだったらもっと安く仕事をしてくれる時計職人のkさんに頼んだらどうかと思い、事情を話したところ、気持ちよく仕事を引き受けてくれたので、ユーザーにもその旨を説明して、今回は日本ロレックスでの修理をキャンセルすることにしました。
 それにしても、いくら日本ロレックスに修理を依頼したいと思っても、あまりにも修理代が高額になると正直、二の足を踏んでしまいます。まあ別に日本ロ レックスが悪いわけではありませんが、やはりユーザーがびっくりするような高額な修理見積もりになると諦めるケースも出てくるということです。
 

2007/02/23

Permalink 10:43:16, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 2月4日のブログで紹介したホイヤーの修理品の画像です。その後、日本の代理店を通じてスイスに送り、修理の見積もりが出ました。
 ホイヤーの代理店によると、「①オーバーホール②ガラス交換③プッシュボタン交換④ベゼル交換」を行ない、全部で約7万円の修理代でした。これにユーザーの希望により、純正の革バンド(15,750円)の取り付けも行ない、約85,000円で修理することになりました。
 依頼主のユーザーにこの見積もり金額を告げた際、約85,000円の修理代は想定内だったようで気持ちよく了解していただきました。こういった理解あるユーザーにめぐりあえたことで、この時計は元気に復帰できるわけで、本当によかったと思いました。

2007/02/22

Permalink 11:31:09, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 セイコー・クレドールのユーズド品を紹介します。去年の年末に買い取った時計で、1月末に修理が完了し、2月から販売を開始しました。
 私は国産ウォッチがあまり好きでなく、特に今の「電波ソーラー」のような時計は「電化製品」みたいに感じ、そう言っちゃなんですが、あんなものは時計じゃないよ、と言いたくなるのが私の正直な気持ちです。
 そこへいくとこのクレドールの自動巻きウォッチ、さすがにいい時計で、作り込みも良く、このくらいのクラスになれば、国産ウォッチもいいもんだなあと思 います。いい時計というのは、ケースやバンドの仕上がり具合、文字盤の色合いなどになんとも言えない良さが感じられるものです。
 
  

2007/02/20

Permalink 10:06:33, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 ロレックス・デイトジャストを買い取りました。白文字盤にローマ文字の目盛が鮮やかな「ホワイトローマ」と呼ばれる人気モデルで、純白の文字盤がきれいで上品な感じの時計です。
 最近、買い取りの機会に恵まれ、ユーズドコーナーの商品内容が充実してきました。商売ですから売れないと困りますが、時計好きの私にとっては、ただ売る だけでなく、自分の大好きな時計をお店に並べられることも大きな幸せであり、ロレックスの中古品の買い取り依頼があるたび、お客様に感謝しています。
 「私のお店に売ってくれてありがとうございます。大切に売らせてもらいます。」・・・買い取りのときに私はいつもそう思っています。そして、修理に出し て出来上がってきてお店に並べるとき、私はいつも「いい時計だなあ。大切に使ってもらえる人にめぐり合いますように・・・」、と考えています。

2007/02/19

Permalink 09:34:46, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 オメガ・コンステレーションの修理を預かりました。購入して7年が経過、腕にはめていても止まりがちとのことで、オーバーホールをすることになりました。
 自動巻きの時計はその精密さゆえに、だいたい5~6年を経過すると何らかの故障の前兆が現われはじめ、遅れがちになったり止まりがちになるパターンが多く見受けられます。 
 そういった症状が出始めたらオーバーホール(分解掃除)をしないと元の調子に戻れないので、修理として預かるようになります。料金はオメガクラスで25,000円~、ロレックスクラスで35,000円~が目安で、期間は約1ヶ月位かかります。

2007/02/18

Permalink 10:04:28, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


昭和50年代のオメガの修理を預かりました。
  画像をよく見ていただくと、この時計にはリューズがなく、その代わりに小さなボタンがあり、ここをペン先などで突っついて時刻合わせをする仕組みになって います。こういったタイプの時計のことを「リューズレス」といって、薄型時計全盛の昭和50年代に何社かが採用し、見た目の斬新さで話題になりました。
 しかし、この「リューズレス」には大きな欠点があり、まず汗水に弱いこと、ボタンの周囲から汚れやホコリが入り込みやすいこと、つまり一言で言うと、実 用性に劣るということが最大の欠点でした。このため、発売後何年かしてから、汗水や汚れ等に伴うトラブルが発生し始め、中には汗水の侵入が原因で文字盤が 変色してしまうケースもあり、「リューズレス」の欠点が浮き彫りになりました。
 「リューズレス」が一過性の技術で終わったのも無理もなく、とうてい実用的に使える時計ではありませんでした。今回の時計も画像でお分かりの通り、文字盤に大きなシミ(変色)があり、購入後5~6年くらいから段々ひどくなっていったそうです。
夏場の使用には向かない、汗っかきの人には向かない、毎日はめたい人には向かない、ないないずくしですが、これが「リューズレス」時計の宿命だったと思います。

2007/02/17

Permalink 09:39:34, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 1月に買い取りしたブライトリング・オールドナビタイマーの修理が完了してきたので、間もなく販売を開始します。価格をいくらにするか迷いましたが、238,000円で販売することに決めました。
 私はブライトリングの商品知識がないため、詳しい説明が出来ません。そこで、近々にブライトリングの正規ショップに行って説明を聞いてこようと思っています。
 それにしても、ブライトリングはいい時計ですね。ケースやベルトの作り込みの良さといい、文字盤の色合いといい、全体的な雰囲気の重厚感といい、さすがに40万、50万円の時計だけのことはあります。

2007/02/16

Permalink 09:47:53, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 女性用のロレックスのアンティークウォッチを買い取りました。はっきりした年代は不明ですが、多分1950年代から60年代にかけての時計だと思います。
 9時位置のガラスが割れているので、ガラス交換とオーバーホールをして販売する予定です。こういったアンティークタイプのロレックスは希少価値があり、めったに買い取る機会もないので、売ってくださったお客様に感謝し、大切に売らせてもらいます。

2007/02/15

Permalink 09:38:18, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


1960年代のロレックスの手巻きモデルです。
 一昨日、修理が出来上がってきて、ユーズドとして販売を開始しようと思いましたが、早速商談が入ったので、店頭に並べる前にお客様に紹介することになりました。もし売れなかったらお店に並べますが、売れてしまったらこのままお別れということになります。
 この時計、買い取りの際にバンドがなかったため、今回の発売開始にあたり、新品のバンドを取り付けました。時計自体もオーバーホールしてポリッシュ仕上げもしたので、とても40年以上も前の時計に見えないくらいきれいになりました。
 私はこういったシンプルな時計が大好きで、売れれば売れたでうれしいのですが、売れなくてもお店に飾っているだけで時計屋として幸せな気持ちでいられる、そんな時計ですね。

2007/02/13

Permalink 09:09:12, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 今まで色々な時計ショップのロレックスのカタログを見てきましたが、一番いいなあと思ったのが今回紹介する「モンデール銀座」のカタログです。
 私個人の印象としては、「モンデール銀座」のカタログの写真が一番きれいで、写っている時計の大きさも実物に近く、とても見やすく作られていると思います。
 私の店では正規代理店のカタログをお渡ししていますが、掲載点数が少なく、デイトジャストやオイスターデイト、エアキングなどでは、色違いの文字盤も紹介されていないので、ちょっと物足りない感じです。
 「モンデール銀座」はサービスのいいお店で、豪華で見やすいカタログを無料で送ってくれます。電話1本、あるいはメールでも無料配送してくれますので、ぜひ利用してみてください。

2007/02/12

Permalink 09:57:23, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


ロレックス・サブマリーナを買い取りました。
この時計のユーザーは、2002年に32万円で購入したそうです。
 今回、買い取りにあたり、東京の知り合いの同業者に確認したところ、2002年式のサブマリーナ(14060M・K品番)の買い取りは20万円位が目安だと言っていました。
 全体的に擦り傷はありましたが、年式も新しく、箱保証書等も全部揃っていたので、今回は20万円で買い取りました。5年前に32万円で購入して今回20万円で売れたことにユーザーは大喜びしてくれました。
 これから修理に出して、オーバーホールとポリッシュ仕上げを行ない、3月中旬から販売する予定です。ユーズドコーナーにUPしますのでまたご覧ください。

2007/02/11

Permalink 10:03:49, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 昨日、清水市からロレックス・シードゥエラーを買いにお客様が来てくれました。 車で40~50分は掛かる距離を、わざわざ私の店まで足を運んで頂いた ことに感謝です。またそのお客様をご紹介くださった同じ清水市在住のお客様にも感謝です。本当にありがとうございました。
 シードゥエラーは525,000円の時計ですが、3月から609,000円に値上がりします。なんと16%ものアップ率で、とうとう60万円台に突入します。う~ん、ずいぶん高くなりますねぇ・・・。

 シードゥエラーは最強のダイバーウォッチとも呼ばれる屈強な時計です。
その誕生には深海探査の専門会社であるフランスのコメックス社が関わっており、コメックス社のプロダイバーの意見を踏まえたロレックスが、ガス・エスケープバブル機能を開発しました。
両社は1971年に契約を締結、同年にガス・エスケープバブルを装備し、当時としては画期的な610m防水性能のシードゥエラーを発売しました。
その後、1980年に防水性能を一気に2倍にまで高めた1220m防水のニューモデル16660を発表。
ガラスもそれまでの風防からサファイアクリスタルに変更し、フラッシュフィットとブレスのコマを一体化したシードブレスも搭載して、コメックスとロレックスの技術が完全に融合しました。
(腕時計王別冊・ロレックス完全読本より)
 
ということで一言・・・・いい時計です。流行を超越した佇まい、デザインは風格に溢れ、一生物のロレックスにふさわしい1本だと思います。

2007/02/09

Permalink 09:28:34, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)

 昨日、少し紹介しましたが、ロレックスの値上げが正式発表され、3月1日から実施の運びとなりました。ロレックスはいつもそうですが、発表は実施時期の直前で、前回の値上げのときもこんな感じで、現場のショップや代理店は急な発表に驚き、対応に追われて大変でした。
 今回の値上げの原因が円安かユーロ高か、はたまたスイス本国の出荷価格の値上がりにあるのか、その辺の事情はよく分かりませんが、代理店の営業マンから 値上げの噂があることを聞いていたのと、ここ最近、東京の並行ロレックスの相場価格が急に値上がりしていたので、もしや・・・とは思っていました。
 それにしても今回の値上げは、若者に人気のスポーツモデルは軒並み10数%以上と値上げ幅が大きく、デイトジャスト、オイスターデイトなどで5%から10%以下に抑えているので、スポーツモデルを高くしようという戦略のようです。

主なスポーツモデルの値上げ価格は次の通りです。
●サブマリーナ    430,500円→514,500円 19.5%UP 
●サブマリーナデイト 512,400円→588,000円 14.7%UP 
●シードゥエラー   525,000円→609,000円 16.0%UP
●GMTマスター   512,400円→577,500円 12.7%UP
●エクスプローラーⅠ 438,900円→493,500円 12.4%UP
●エクスプローラーⅡ 501,900円→567,000円 12.9%UP

2007/02/08

Permalink 15:28:20, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


<緊急ニュース>

ロレックスの値上がりが決まりました。値上げ開始は3月1日からです。
 スポーツモデルの値上げ幅が大きく、512,400円(税込)のサブマリーナデイトが588,000円(税込)に、438,900円のエクスプローラーが493,500円になるなど、10%以上のアップ率となります。

Permalink 09:37:39, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


ロレックス・シードウェラーの「ティファニーWネーム」の修理を預かりました。
 昨年秋にも別のユーザーから同型のモデルの修理を預かり、日本ロレックスに送って色々と勉強になったので、今回もそうすることにしました。
 こういった「Wネーム」モデルは希少価値が高く、中古市場でも大変な高値を呼んでいますが、その価値のすべては「Wネームのロゴが入った文字盤」にあり ます。この時計の場合も、もし文字盤に「ティファニー」のロゴがなければ、ただのシードウェラーの中古に過ぎず、中古価格もがくんと下がります。
 前回の修理で分かったことは、日本ロレックスがこういった希少価値の高い時計の修理に対して、非常に慎重になっていることでした。私も初めての体験でし たが、修理に取り掛かる前に、「修理にあたって、万が一、文字盤が破損しても同じ文字盤との交換は出来ないこと、文字盤を交換する事態が発生した場合、日 本ロレックスが対応できる文字盤と交換すること承知しておいてほしい」、との承諾書を送ってきて、そこにユーザーが署名して返送しないと修理をしないシス テムでした。
 正直、この対応には驚きましたが、きっと過去にWネームの時計の修理をめぐって大きなトラブルがあったんだろうと思い、むしろトラブルを未然に防ぐ意味でとてもいいやり方だと思いました。
ロレックスに限らず、普段の商売で、いろんな時計の修理を預かっている私にとって、こういったシステムを知ることはやはり勉強になり、私たちにとっては何 十本何百本のうちの1本でも、ユーザーにとってはかけがえのない1本であること、何事にも慎重に行なうべし、と改めて考えた次第です。

 
 

2007/02/06

Permalink 09:27:58, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


古いロレックスの修理を預かりました。
 バンドを留めているバネ棒という部品が錆びついているため、バンドを外すことが出来ず、モデル番号とシリアル番号を確認出来ないまま、修理に出しました。
 ユーザーによると、ある時計ショップに修理に出そうと思って持ち込んだところ、
外観の判断だけで「10万円くらいかかると思いますよ。」、と簡単に言われたのであまりの金額の高さに驚いて、修理を依頼するのをやめて帰ったそうです。
 たまたま立ち寄った時計ショップの人がロレックスのことをよく分かっていなかったのか、何かを勘違いしていたのか、あるいは単なるいい加減な対応だったのか、その辺はよく分かりませんが、正直言って、こういうびっくりする話はたまに聞くことがあります。
とりあえず私は、「とんでもない。ロレックスの修理料金は3万円台で、部品交換がいくつかあっても5万円以内で大概の修理は済みます。お客様の時計も外観で判断する限り、3万円~4万円台で十分出来ると思います。」、とお答えしました。

 あと、余談ですが、2~3年に1度はオーバーホールをしたほうがいい、というアドバイスをしている時計ショップがあることも時折ユーザーから聞きます。
昨日もオメガのオーバーホール修理をお持ちになったお客様に確認のため、「いつ頃購入されましたか?具合の悪いところがありますか?」と聞くと、「2年位前に買いました。今のところ特に悪いところはありません。」、と言われました。
それで私は、「それならまだ修理しなくていいですよ。特に悪いところがなければ5~6年は大丈夫です。修理代も2~3万円かかりますから、そんなに度々していたらお金がもったいないですよ。」と答えました。
 よくよく話を聞いてみると、「そうですよね。私も2~3年ごとの修理なんてばかに早過ぎると思ったし、お金もたまらないと思っていました。」とのことで、私の説明を聞いて納得したのか、とても喜んで帰りました。
修理の実施時期は、よほどハードな使い方をしない限り、せいぜい5~6年に1度で十分、これが私の考え方です。

2007/02/05

Permalink 09:11:26, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


クィーンセイコーという古い時計の修理を預かりました。シリアル番号が30で始まっているので、1963年OCTOBER=昭和38年10月の製造のようです。
 修理を預かるときにユーザーから、「この時計は修理をする価値がありますか?」、と尋ねられることが度々あり、今回も同様の質問を受けました。
私はいつものごとく、「お客様自身に何らかの思い出や思い入れがある時計なら、元々の時計の値打ちに関係なく、修理をする価値は十分あると思いますよ。」、と答えました。
 修理代は分解掃除、ゼンマイ交換で8,000円ほどを予定しており、今どきの時計を1万円~からの予算で買うくらいなら、こういった古い時計の修理に同じお金をかけたほうがよっぽどいいと私は思っています。

2007/02/04

Permalink 09:22:38, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 ホイヤーのオータビアンという時計の修理を預かりました。画像がぼんやりしているのはガラスの内側がくもっているためで、裏ブタが固くて開けることが出来なかったので詳しくは分かりませんが、多分機械の状態は悪いと思います。
 ユーザーによると、骨董品や中古品を扱っているショップでたまたまこの時計を見つけ、わずか1万数千円で購入したそうです。しかし、この時計はそんな安値で販売する品ではなく、希少価値もあり、それなりに修理代はかかっても、それだけの値打ちが十分ある時計です。
 今回、ユーザーからは「オーバーホールとベゼル取り付け」を依頼され、タグホイヤーの輸入元のLVMHに送ったところ、すぐに「日本では修理出来ない機種のため、スイスに送って修理代を見積もりします。」との返事がありました。
 私の概算では、クロノグラフなのでオーバーホールだけでも4万円以上かかり、あとはベゼルの価格次第といったところです。それにしても、世の中には拾い 物をする方がいるものです。今回のユーザーはたまたま時計に詳しい方で、ショップでこの時計を見つけたとき、珍しさと安値に驚き、即買いしたそうです。
 

2007/02/03

Permalink 09:52:46, カテゴリ: 村松時計店の日記, 1 語   Japanese (JP)


昨日、大変珍しいシチズンの懐中時計の電池交換を行ないました。
 この手の時計は圧倒的にセイコーの鉄道時計を買った人が多く、シチズンの販売量はかなり少なかったと聞いています。
 2枚目の画像の「50200143」という数字はシリアル番号と呼ばれる製造年度を表す番号で50は「1975年october=昭和50年10月」の意味になります。
 また手書きで「58 10 23 M」とありますが、これは「昭和58年10月23日 村松」の意味で、そのときに分解掃除をしたことの証明です。
 それにしても、32年経った今でさえ、電池を交換するだけで動き、ケース本体はピカピカで、機械自体にも傷みが発生していないなど、その頑丈さにただ驚くばかりです。
素晴らしい品質と良心的な価格、これこそがかっての日本製品に溢れていた「企業スピリット、志の高さ」だと改めて思いました。

2007/02/02

Permalink 08:56:26, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


エテルナ・マチックという時計の修理を預かりました。
 エテルナはあまり知名度はありませんが、昔からある時計ブランドとして業界内では知られた存在でした。輸入元も日本の時計輸入業者の老舗とも言うべき 「日本デスコ」で、ポルシェデザインを手がけたり、スーパーコンチキというスポーツモデルを発表したりで、一時はけっこう活発に販売していたものです。
 しかし、もう何年も前に日本デスコに商品のことで問い合わせたとき、すでに販売を終了し、今はアフターケアの修理だけを行なっていると言われ、エテルナの時計が大好きだった私はがっかりしました。
 今回、ユーザーからはリューズのネジロックがうまく出来ないとの依頼を受けましたが、針も湿気の侵入が原因で錆びており、全体的な点検修理が必要だろう と思っています。ユーザーにとっては思い入れの深い時計なので、何とかしてユーザーに喜んでもらえるように直したいと思っています。

2007/02/01

Permalink 10:22:27, カテゴリ: 村松時計店の日記, 0 語   Japanese (JP)


 ジュエリーの買い取りを行なっています。
 不要になった指輪やネックレスなどがありましたら、プラチナとK18の部分を現金にて買い取ります。「宝石」の部分は買い取りの対象になりませんので、必要な方には石を取り外して返却しています。
 こういった買い取り業務は「古物商」の資格がいりますが、手続きは簡単で、最寄りの警察署に行って申し込めば、よほどのことがない限り、どなたでも入手できると思います。
 今、時計宝石に関する中古品のマーケットは拡大の一途らしく、特にロレックスを中心とするブランドウォッチと、資産価値の高いK18やプラチナの太いネックレスなどの売買が活発だと聞いています。
売買の相場は上がる一方で、仲介業者としてはやりにくい面もありますが、それでも当事者のユーザーの喜びようは大きく、売る側も買う側もお互いにメリットのある話だということです。

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